経済産業省資源エネルギー庁へ提言

「カーボンニュートラル実現に向けた原子力発電の活用に係る提言」を
経済産業省資源エネルギー庁へ提出

「カーボンニュートラル実現に向けた原子力発電の活用に係る提言」

 

2021 年 9 月 9 日(木)に、日本保全学会 橋爪秀利会長、 保全学会第 17 回学術講演会 提言テーマセッション WG 川村愼一主査及び山口篤憲事務局長が経済産業省資源エ ネルギー庁を訪問し、遠藤量太原子力政策課長及び皆川重治同課原子力基盤室長と面談して、資源エネルギー庁 保坂伸長官宛の「カーボンニュートラル実現に向けた原子力発電の活用に係る提言」を説明の上、手渡した。

遠藤課長からは、原子力エネルギーの利用には、何より国民の幅広い理解が重要となる、そうした観点から、安全性向上への取組は当然のこととして、それに加え、今後の社会システムに原子力がどのような新しい価値をもたらすことができるのか、しっかり考えて提示していく必要がある、学会の皆様におかれては、多様な観点からのご議論に期待している、とのご意見をいただいた。

また、皆川室長からは、40 年を超えるプラントを含め、プラントの長期運転を進めていく上で保全の役割はますます大きくなっていく、さらに、2030年エネルギーミックスの実現に向け、安全性を確保しつつ、運転サイクルの長期化や定期検査の効率的実施など稼働率向上を図っていく方策も重要になる、ぜひとも学会から技術面での積極的な貢献をお願いしたい、とのご要望があった。

(2021年9月10日)