西日本支部主催 2024年度 保全技術セミナー「高経年化に向けた取り組み」の開催
Date:2024.09.17
近年のブロック化する国際情勢と地球温暖化を受けて原子力発電への期待が高まっている。しかし、福島後の原子力行政では規制が先行し、新増設などの拡充政策は後追いする形である。そのような中で、エネルギー基本計画にうたわれる原子力発電の割合を充足するためには、既設発電所の稼働率向上と高経年化対応の重要性が増大している。この状況を受けて国は運転開始後30年以降の保全サイクルから、発電所の施設管理実施計画に長期施設管理方針を反映するなど、長期の稼働に対応する方針である。西日本支部に属する電力会社には運転開始後40年に近い原子炉が多く、高経年化保全の拡充とその促進は待ったなしの状況にある。
今回の保全技術セミナーでは、長期運転とその保全に向けた最新の取組みについて学び、今後の長期保全とその安全性向上に反映することを目的とする。
基調講演には、関村 直人氏(東京大学名誉教授・工学系研究科上席研究員)より「継続的な安全性向上への総合的な視点と安全規制」をテーマに講演いただき、原子炉材料の専門家である鈴木 雅秀氏(長岡技術科学大学名誉教授)からは圧力容器の照射脆化に関して、九州電力担当者から九州電力/加圧水型原子炉における高経年化対応の技術論について講演いただく予定である。また、セミナーに先立って玄海原子力発電所の施設見学を実施する。
【日時】 2024年(令和6年) 10月31日(木) 8:50(集合)~16:00(解散)
【セミナー会場および見学先】 九州電力(株)玄海原子力発電所 (佐賀県東松浦郡玄海町)
【内容】 別添セミナー開催案内をご参照ください。
【対象】 日本保全学会会員ほか
【セミナー形態】 オンライン(Web会議システム)および現地参加(対面)のハイブリッド形式
施設見学会は現地参加(対面)のみ
【定員】 30名(先着順とし、定員になり次第締め切りとさせていただきます。)
【参加費(税込)】
施設見学あり | 施設見学なし | |
正会員・支部会員 | 15,000円 | 12,000円 |
正会員(シニア) | 7,500円 | 6,000円 |
非会員 | 18,000円 | 15,000円 |
学生会員・学生非会員 | 1,500円 | 1,000円 |
【申込方法および締切】
参加形式に応じて、申込書またはGoogle Formに必要事項をご記入の上、お申込みください(注1)。
参加形式 |
申込手続き |
申込先 |
締切 |
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現地参加 |
施設見学あり |
参加申込書(注1) または、下記Google Formより https://forms.gle/j7cTD5Ubdmttukx56
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日本保全学会西日本支部事務局
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10月11日 |
施設見学なし |
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Web参加のみ |
10月25日 |
(注1)現地参加・施設見学ありの方へは別途事務局より必要書類を送付いたします。
【お問い合わせ先】 日本保全学会 西日本支部事務局(石井、森下)
TEL: 0774-38-3482
E-mail: west.com@jsm.or.jp