一般社団法人日本保全学会西日本支部主催 2025年度保全技術セミナー
「自然災害を踏まえた原子力発電所の安全性向上と今後の原子力利用について」の開催について

1.開催趣旨 国の第7次エネルギー基本計画ではDXやGXの進展などによる電力需要の増加が見込まれる中、安定供給と脱炭素を両立する観点から、再エネおよび原子力を最大限活用し、出力調整機能に優れる火力発電などの電源を組み合わせ、使える技術はすべて活用し、バランスのとれた電源構成を目指す方向性が示されている。一方、一定期間で電源を廃止する前提では、徐々に電源が失われ、特に原子力では2050年度には約1400万kWの電源が失われる可能性がある。今後の電力需要が増加していく見通しの中、安全確保を大前提に、立地地域と共生しながら既設炉を最大限活用し、既存の安定電源の新陳代謝をいかに進めていくかが今後の課題となっている。
 今回の保全技術セミナーでは、自然災害を踏まえた原子力発電所の安全性向上と今後の原子力利用に向けた最新の取組みについての講演を通じて、今後の原子力発電所の安全性向上と原子力の継続的利用に資することを目的とする。
 基調講演には、黒崎氏(京都大学複合原子力科学研究所長・教授)から「我が国のエネルギー政策と今後の原子力利用の展望」というテーマでご講演いただき、次にもんじゅの後継となる高速炉開発の中核企業として、新型高速炉の開発を主導している碓井氏(三菱重工業)からは、高速炉開発の状況に関するご講演いただく予定としている。最後に北陸電力から能登半島地震を踏まえた志賀原子力発電所の安全性向上についてご講演いただく予定としている。

また、能登半島地震の影響で、地震前後で最大5.5m陸地が隆起したことが確認されている。セミナーに先立つ視察では、隆起の影響が顕著な石川県輪島市門前の黒島海岸を実際に訪れ、自然の驚異、自然災害の影響の大きさについての知見を深める予定としている。
2.日時 2025年11月27日(木) (時間は添付プログラム参照)
3.場所 北陸電力(株)志賀原子力発電所
4.内容 / 5.対象 【内容】
プログラム(添付)
セミナーは,現地参加(対面)及びオンライン(Web会議システム)のハイブリッド形式 
視察は、現地参加(対面)のみ

【対象】
日本保全学会会員ほか
プログラム
6.参加費                <視察あり>  /  <視察なし> 
正会員・支部会員    15、000円(税込)/12、000円(税込)
正会員(シニア)     7、500円(税込)/ 6、000円(税込)
非会員         18、000円(税込)/15、000円(税込)
学生会員・学生非会員   1、500円(税込)/ 1、000円(税込)
7.申込方法 ・参加ご希望の方は、ご希望なさるGoogleフォームにご記入の上、お申込みください。
・現地参加の参加定員30名、先着順とし、定員になり次第締め切りとさせていただきます。
申込手続きのリンク: https://forms.gle/NSa2oVfrZVahngf97
8.その他連絡事項 ・現地参加の方へは別途事務局より必要書類を送らせていただきます。
・西日本支部学生会員への交通費補助制度がございますので事務局にご相談ください。