ムーンショット目標10 奥野プロジェクトワークショップ
「核融合分野に貢献する1A重陽子線形加速器とCARA加速器の実現可能性」開催のご案内

ムーンショット目標10*「2050年までに、フュージョンエネルギーの多面的な活用により、地球環境と調和し、資源制約から解き放たれた活力ある社会を実現」内のプロジェクト「革新的加速器技術による大強度中性子源と先進フュージョンシステムの開発」に関係しますワークショップのご案内をさせていただきます。今回は核融合分野に貢献する二つの加速器、1A重陽子線形加速器、CARA(自動サイクロトロン共鳴加速器)のビームシミュレーションを主たるテーマとして、その、実現可能性を議論してきたいと思います。皆様のご参加を心よりお待ちしております。
よろしくお願い申し上げます。

ムーンショット目標10 奥野プロジェクト
PM 奥野広樹

日  時 2025年7月10日 13:00 ~ 7月11日 17:00(予定)
開催形式 ハイブリッド開催(対面会場:国立開発研究法人 理化学研究所 RIBF棟2階大会議室)
URL:https://indico2.riken.jp/event/5269/
問い合わせ先 ms10okunoproject*ml.riken.jp
*を@に変換してメール送信ください。
内  容 内閣府ムーンショット目標10プログラム「2050年までに、フュージョンエネルギーの多面的な活用により、地球環境と調和し、資源制約から解き放たれた活力ある社会を実現」内のプロジェクトである奥野プロジェクト「革新的加速技術による大強度中性子源と先進フュージョンシステムの開発」は2024年末にスタート致しました。このプロジェクトは、新しい加速器技術を核融合分野に展開し、フュージョンエネルギー開発にパラダイムシフトを起こすことを目標としております。技術的な挑戦は、加速器の大強度化と小型化です。具体的には、1アンペア級のイオンビームを高周波加速する技術を開発し、大強度中性子源を開発する事とCARA(自動サイクロトロン共鳴加速器)により、ビーム駆動の小型核融合炉を開発することにあります。これらの加速器を用いて、「核融合燃料の生成」「中性子材料照射試験の加速」「高周波加速型の高エネルギーNBI」「高エネルギーボロンビームのFRCプラズマへの入射と蓄積」等を主な成果として考えております。
今回のワークショップの目的は、上記の2つ加速器のビームの軌道計算に基づき実現可能性を議論したいと思います。そのほか、標的技術、高周波半導体アンプに関する議論も行います。 

プログラム(仮)
https://indico2.riken.jp/event/5269/page/441-timetable