西日本支部主催 2023年度保全技術セミナー
「原子力の自主的安全性向上に向けた取り組み」

 原子力事業者は、福島第一原子力発電所事故の教訓を踏まえ、「原子力の自主的安全性向上に向けた今後の取り組みについて」(2014年6月)を公表し、リスクマネジメントの強化に取り組んできました。また、「リスク情報活用の実現に向けた戦略プラン及びアクションプラン」(2018年2月制定、2020年6月改訂)を踏まえて、リスクマネジメントにおいて必須となるリスク情報を活用した意思決定(Risk Informed Decision Making、以下RIDM)プロセスの整備を進めてきました。リスクマネジメントは、施設の適切な保全を含む、日々の保安活動におけるパフォーマンスを向上させ、原子力発電所の安全性向上に欠かせないものです。
 今回の保全技術セミナーでは、リスクマネジメントの更なる定着に向け、最近のリスク評価やRIDMの取り組みなどを学び、今後の自主的安全性向上に活かしていくことを目的としています。
 基調講演として、奈良林 直氏(東京工業大学特任教授)より、「事故シーケンスとリスク情報に基づくオンラインメンテナンス」をご紹介いただくとともに、笠原 直人氏(東京大学教授)より、「設計想定を超える事象に対する構造強度からの備え」についてご説明いただきます。また、香川 明彦氏(四国電力㈱)より、「四国電力におけるRIDMの取り組み」についてご説明していただき、その後は伊方発電所の施設見学を実施いたします。

日  時 2023年10月23日(月) 9:00~17:10
セミナー会場および見学先 四国電力(株)伊方発電所 (愛媛県西宇和郡伊方町)
対  象 日本保全学会会員
セミナー形態 オンライン(Web会議システム)および現地参加(伊方発電所)のハイブリッド形式
定  員 30名
(先着順とし、定員になり次第締め切りとさせていただきます。)
詳  細 下記URLより内容・参加費・申込方法をご確認ください。
https://www.jsm.or.jp/west/530/.html
お問い合わせ先 日本保全学会 西日本支部事務局(石井、森下)
TEL:0774-38-3482
E-mail:west.com*jsm.or.jp
*を@に変換してメール送信ください。