第21回学術講演会要旨集

第21回学術講演会要旨集

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発行

2026.03.11

価格

7,700円(税込み)

日本保全学会第21 回学術講演会の開催にあたって

日本保全学会学術講演会も無事に第21 回を迎えることができました。今回の開催にあたりご尽力をいただきました関係各位、およびこれまでの学術講演会開催にご助力をいただきました皆様に、心より感謝を申し上げます。
世界的には原子力に対する再評価と再拡大が進んでいます。すなわち、エネルギー安全保障と脱炭素の両立を目指し、COP28 では日本を含む23 か国が「2050 年までに原子力発電容量を3 倍にする」共同宣言を発表しました。これは、気候変動対策の一環として原子力を再び重要な選択肢と位置づける動きです。
また、国内では2023 年末時点で12 基が再稼働済み、複数基が審査中であり、さらに次世代炉の開発や既存炉の運転延長に向けた制度整備が進行中です。また、革新炉の導入やサプライチェーン強化など、国際連携も活発化しています。
ただし、廃炉・廃棄物処理・安全性確保といった課題は依然として重く、社会的合意形成や技術的対応が求められています。原子力は「復活」ではなく「進化」の段階にあり、持続可能なエネルギーとしての役割が問われています。
さて、第21 回の主題は「再稼働における保全の役割」です。2011 年の事故以降、各段に安全性が強化され、信頼を取り戻しつつある国内原子力プラントですが、今ここで大きなトラブルが発生したら、その信頼が再び失われることにもなりかねません。そのような事態を防ぐために、保全が果たすべき貢献と役割はなにか?それが今回の主要テーマのひとつとなります。皆様のご参加と活発なご議論を期待します。
保全が抱える課題とその解決のための潜在力を発揮するため、そして会員の皆様の成果がさらなる発展へと繋げるため、最新情報や課題を共有、議論する場としてこの学術講演会を活用していただければ誠に幸甚です。

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