第18回学術講演会要旨集

第18回学術講演会要旨集

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発行

2022.07.13

価格

7,700円(税込み)

日本保全学会第18回学術講演会の開催にあたって

世界的な新型コロナ Covid-19 の流行のため、第 17 回学術講演会は 2020 年度の開催を断念し 2021 年度にオンラインで開催いたしました。2022 年度の第 18 回は対面とオンラインとのハイブリッドという初めての試みではございますが、昨年に続き開催できる運びとなりましたことを心から安堵しております。開催にあたりご助力をいただきました関係各位に心より感謝を申し上げます。
第 17 回から新設した提言テーマセッションを、今回も継続して実施いたします。提言テ ーマセッションでは特定のテーマに関して発表内容から成果や検討課題を抽出し、これを取りまとめ、学術講演会実行委員会から外部へ提言することを目的とします。第 18 回のテ ーマは「日本のエネルギーと原子力発電の意義」です。皆様のご参加と活発なご議論を期待します。
国内における原子力発電所の再稼働は遅々として進まず、原子力関連企業や組織にも疲労ばかりが蓄まる一方です。しかし、安定的な電力供給とエネルギー安全保障という日本にとっての原子力の重要な使命を果たすため、そしてコロナ禍で疲弊した経済の回復に必須な廉価電力供給を維持できるよう、関係者一丸となってこの困難に立ち向かうことを強く望みます。
そして、このような状況の中で原子力関連企業や組織に求められることは、やはり事故やトラブルを起こさず、国民の信頼を取り戻すことです。そのために保全が出来る貢献は少なくありません。そのためにも、会員の皆様が保全に関する最新情報や課題を共有し、議論し、さらなる成果への発展へと繋げる機会としてこの学術講演会を活用していただければ誠に幸甚です。

2022年7月13日

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